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基礎の身につけ方

更新日:1月10日

あなたは「守・破・離」という言葉をご存じですか?



茶道や武道の修行のプロセスを3段階で表したものです。


守は「基本や型を身につける段階」、

破は「既存の型を破り発展させる段階」、

離は「基本や応用から離れ、独創的かつ個性を発揮する段階」

を指すと言われています。


プロや、達人と呼ばれる人は必ずこのプロセスを辿ります。



自己を成長させ何かを習得する場合、必ず基本(守)が必要となります。

だがこの基本を習得する前に、もう一つ凄まじく大切なものがある。

基本の一つ前の段階があることを、あなたは知っていますか?



それは「基礎」です。



基礎というのは「いしずえ」です。

基本を覚えるための大元。



建築物を建てる場合にも、土台を作るより先に、その土地自体の質により建築の強度に大きく差が出るのと同じです。大きなビルを建てる際には地中深くの硬い岩盤に届くまで掘削し、ボーリング工事をして基礎を固めます。


いくら強固な上物を立てたとしても基礎が砂地では、すぐに倒壊してしまいます。


このように基礎は基本を習得する前に素地として身についていないといけない、大切な要素です。

では、人間の成長の礎である基礎とはどのようなものなのでしょう?



それは「在り方」です。



「目的」がはっきりとした上で、「決断」がなされているかどうか。

それが在り方です。

在り方、目的、決断これらをひっくるめてセルフイメージと表現されたりします。



よく自己啓発などの書物を読む方はご存知かと思いますが、何事も「マインドが9割」などとよく言われます。このマインドにあたるものが「在り方」でありセルフイメージです。



何かを習得する際にまず必要となる基礎の部分。

人としての精神の礎が、

「在り方」「セルフイメージ(目的意識)」

といったものになります。




では「在り方」が、できている人とできていない人によってどのような違いが現れるのか、これを具体的に説明します。



「私は満ち足りていない」という在り方の人の場合


どのような状態を招くのかというと、生活のほとんどがその満ち足りていない何かを埋めるための行動ばかりになります。埋まらないものを埋めようとして、せっせと所有を増やしたがったり、人間関係に固執(過剰な期待)をしすぎてトラブルを招いたり、肩書きや地位に非常に敏感になります。


満ち足りていないというのは、何が満ちてないのか?というと、それは「欲求」です。

人にはさまざま欲求がありますが、これらを満たそうともがいている状態が「満ち足りていない」の在り方です。


・承認欲求が満たされていないと、人目をやたらと気にしたり、人目を引くような行動が多くなります。


・他者からの愛情が満たされいないと、愛されるための行動や、気を引くような行動が多くなります。


・自己承認や自己肯定感が満たされていないと、人から認められようとしたり、肩書きや点数や金銭などの「わかりやすい結果」を求めがちとなる。




逆に既に有る、であったり、私は既に持っているという在り方の場合では、埋めるためにする行動(消費行動)がなくなり、欲しがったり、所有したがったり、見てくれを気にしたり、体裁を整えたり、世間体を気にしたりといった行動が非常に少なくなります。



行動の基準が「私はこれがしたい」「ワクワクするかどうか」といった自分軸のものになってくるので、他者や周りの環境などに、自分の人生の舵取りを左右される要素が非常に少なくなります。

そうなることで、初めて物事に取り組む際にしっかりと一つのものにフォーカス(集中)が

できるようになるのです。



基礎の部分の「在り方」ができている人は、何事を始めてもすぐさま基本の習得に取り掛かることができるので、成長が早いのだ。


「在り方」ができていなく、セルフイメージ(目的意識)がない人は多くの場合で基本の習得にすら至らない。ずーっと同じところで停滞する。最初の一歩でぐるぐる同じところで回る羽目となる。




これはどのようなジャンルでの型(基本、守の段階)の習得でも当てはまります。


・姿勢や運動能力の獲得

・食事の内容を見直してダイエットする

・筋肉をつけボディメイクをする

・ビジネスを成功させ、金銭を得る

・営業で仕事や案件を獲得する

・人に喜ばれるような施しをする

・適切な愛情の注ぎ方を習得する

・子育て、人材育成をする


などなど、、、



在り方ができておらず、基本の習得がままならないまま


・運動を始めると、結果が出ない。

・姿勢の改善に取り組むと、逆に故障や怪我が増える。

・ダイエットを始めると、続かない。もしくはすぐにリバウンド。

・トレーニングを始めると、筋肉が増やせない。

・独立すると、食っていけない。

・営業職に就くと、ひたすら客を追いかける。

・人に良くしようとすると、余計なお節介になる。

・愛情を勘違いし、逆に相手から搾取してしまう。

・子育てしようとすると、毒親になる。

・人材育成をすると、ハラスメントだらけのダメ上司になる。



守破離の習得の前にこの「在り方」というのが非常に大切なのだ。



今までの人生の中で、

何かを達成した経験が数ない人。

ものになっているものが少ない人。

目的意識がなくなんとなく生きている人。

続かない人は


「在り方」について、一度立ち止まってゆっくり考えてみてはいかがだろうか?



私は講師として、またパーソナルトレーナーとして多くの人々の運動能力の向上や姿勢の改善に携わっています。しかしこの「在り方」が整っていない方をお客様にすることに非常に抵抗があります。


なぜかはここまで文章を読んでくださった読者のあなたなら、ピンとくるだろう。

どう教えても、どう伝えても成長しないからだ。


酷いと改善しないのを人のせいにしたり(他責思考)、もっと教えてくれ!と、あなたなしでは難しい!などと依存したりする。もしそれを断ると、「冷たい」「常識的にあり得ない」などと言い始め、お客様は神様だ!と言わんばかりにモンスター化する。最終的には方々に悪い噂や悪愚痴を撒き散らす。



在り方が分かってくると、在り方が備わっていない人の危険さがよく見えてきます。

私はお客様だけではなく、数々の人間関係の中での膨大な失敗からこの「在り方」を学びました。



もしあなたがこの文章で、在り方というものに気づき、かつ在り方を変えたいと願うのであれば、行うことは非常にシンプルです。

自分を満たしてあげることをする。

これだけです。



自分を自分で承認してあげる

自分で自分を愛してあげる


たったのこれだけです。



自分を承認してないから、他者承認が必要となるのだ。

自分を愛せていないから、愛を求めて飢えて乾くのだ。



自分はこのままでいい(自己肯定)

生きてるだけで愛されていて満たされてる(既に有るの考え)





このたったの二つの感覚を得られるだけで、

あなたの人生は大きく変化をすることでしょう。




更に詳しい説明はプロフィールより

''健康を学ぶ''動画メディア

Revital magazineへ

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人間の本質を科学し🧐

より自分らしく生きるためのヒントを

提供する🍀


メディカルトレーナー Revital栗山


「心」

自尊心・自己肯定感・自己有能感を高め

自己実現欲求で生きる。

そんな心には、内面から出る美しさが宿ります。


「身」

不定愁訴がなく、意識することなくハイパフォーマンスな身体。

そんな体には、健全な精神が宿ります。


「美」

自然体で生き、自己研鑽をすることで作られる本来持っている美しさ。

そんな美しさには、体内の美しさすなわち、健全さが宿ります。


「健」

害をなすものを排斥でき、本来あるべき機能を円滑に作動させられる健全さ。

そんな健全さからは、状態の優れた身体が

宿ります。


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